【ゾクゾクてんこ盛り1】あの世とこの世を行き交う横顔 アダム・クーパー "白鳥の湖〜Swan Lake〜"
アダム・クーパーの"Swan Lake"の美しさ。
古典とは全く違った、マシュー・ボーンの"白鳥の湖〜Swan Lake〜"。
男の白鳥のアイディアも、振り付けも面白いけれど、
この舞台が成功したのは、何といってもアダム・クーパーの魅力に他ならない。
下手したら、トロカデロになってしまうもの。それは避けたいところだ。
正直アダム・クーパーだけが見たい
初めて見た時から、彼に目が釘付け。
群舞とか王子とか王妃とかはどうでも良くて、ただひたすらアダム・クーパーが見たいっ。
自分の覚書で書きたいので、ネタバレ気にしないあなただけ見てください。
ひたすら、私が感じたアダム・クーパーの魅力について書いておきたいと思います。
ゾクゾクしたその1
Swank Bar(小洒落たバー 白鳥のSwanをひっかけたもの)を追い出された王子。全体的にうまくいってない人生に嫌気がさし、死にたい気持ちになって、公園を彷徨っている時に、白鳥登場。
白鳥が水上を横切っていくイメージで、アダム・クーパー様登場。
ボートのような何かの上に座っていて、それが滑っていくのだけれど、
夜の水辺が生と死の間のようで、
物憂げに白い横顔は、既にあの世のもののようにも思え、ため息が出るほど美しい。。
いったい、どんなオデット(白鳥)なの・・と期待は高まります。
しかも、期待をはるかに上回る素晴らしさなのです。