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【ゾクゾクてんこ盛り7】ラストはオカルト入っているかも? アダム・クーパー "白鳥の湖〜Swan Lake〜"

一家に一人欲しいアダム・クーパー 

アダム・クーパーが、マシュー・ボーンの「白鳥の湖」で、世にセンセーションを起こしたのは、四分の一世紀も前の話。

その頃からのファンもたくさんいることと思いますが、私がファンになったのは、2020年1月に動画で見てから。つまり、アダム・クーパー歴1ヶ月に満たない新参者ですが、「アダム・クーパーと結婚したい」と思うほど、一気にのめりこみました。御歳48歳のアダム・クーパーではなく、白鳥当時の24-25歳の時が良いんだけど。

 「白鳥の湖」の舞台および動画(DVD、Youtube)を見た人は、全員そう思ったでしょう。一家に一人、アダム・クーパーがいればねえ。人生が楽しくなることでしょう。

 

記事は自分の覚書で書きたいので、ネタバレを気にしないあなただけ見てください。

ひたすら、私が感じたアダム・クーパーの魅力について書いておきたいと思います。

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Capture:Matthew Bourne΄s Swan Lake, 1996 - Pyotr Ilyich Tchaikovsky - Adam Cooper, Scott Ambler (HD 1080p)

 

ゾクゾクしたその7


ベッドの下から這い出る白鳥たち

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Capture:Matthew Bourne΄s Swan Lake, 1996 - Pyotr Ilyich Tchaikovsky - Adam Cooper, Scott Ambler (HD 1080p)

ベッドの下から、這い出てくる白鳥たち。面白すぎて、ビックリしました。背筋のあるダンサー推奨。

枕の山から片手が登場 まさかの・・

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Capture:Matthew Bourne΄s Swan Lake, 1996 - Pyotr Ilyich Tchaikovsky - Adam Cooper, Scott Ambler (HD 1080p)

 最後の第4幕で、ベッドの上の枕の山から、いきなり片手がズボッと出てきて、ビックリ。まるで、井戸から出てくる「リング」の貞子。いったい、何が?!

枕の山から、アダム・クーパー様登場

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Capture:Matthew Bourne΄s Swan Lake, 1996 - Pyotr Ilyich Tchaikovsky - Adam Cooper, Scott Ambler (HD 1080p)

ベッドの枕の山から登場したのは、オーマイガー、まさかの白鳥(オデット)アダム・クーパー様。あまりといえば、あまりの登場の仕方(苦笑)。シメで、いきなりオカルトにならないで(泣)。

アダム・クーパーの出番が終わると悲しい

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Capture:Matthew Bourne΄s Swan Lake, 1996 - Pyotr Ilyich Tchaikovsky - Adam Cooper, Scott Ambler (HD 1080p)

マシュー・ボーンファンの皆様には申し訳ないのですが、私はアダム・クーパーだけが見たいので、本筋に関係なく、彼が出ない第一幕はほぼすっ飛ばして見ました。クラシックバレエでも、舞踏会のキャラクターダンスとか苦手なんです。すみません。

ラストは、正直「うーん、こういうオチもありかもね」って感じでしたね。第三幕までかなり作りこんでいたので、「あら、そうなの」って、個人的にはあんまりピンときませんでした。

何より、もうアダム・クーパーの出番は終わってしまったのね〜、ってガッカリ。

あらすじの解釈はひとそれぞれ

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Capture:Matthew Bourne΄s Swan Lake, 1996 - Pyotr Ilyich Tchaikovsky - Adam Cooper, Scott Ambler (HD 1080p)

あらすじの説明をしていないので、マシュー・ボーン版「白鳥の湖」を見ていないあなたには分かりにくいかもしれませんね。あらすじは、見た人それぞれ解釈が異なると思います。なので、あえて書きませんでした。他のブログを見ても、各々理解が異なるようです。現在上演されているものは、振り付けを含め改定されているので、この当時(1996年)とは異なります。

 マシュー・ボーンとアダム・クーパーは、白鳥は現実の存在ではなく、王子の想像(イメージ)の産物だと語っています。私も同感。「白鳥」は、王子の求める「美」や「愛」の理想形なのかもしれません。

何度か見て、こんなのもアリかなと思いました(私の解釈のひとつ)。

王子(オープニングシーンの子供)は、実は意識がなく眠り続けて、長い夢を見ています。毒殺の歴史がある某国王妃である母親に、再婚の邪魔になるため、毒を盛られた等の理由が考えられるかもしれません。成長した王子は、こんな大人になったらどうしようと恐れている悪夢。白鳥は「死」を意味をし、ザ・ストレンジャーは目を向けたくない「現実(生)」。最終的に王子は大人になることを望まず、美しい白鳥に抱かれることを選択したのかなと。他にも、いろんな解釈ができそうです。

アダム・クーパー主演のマシュー・ボーン版白鳥の湖が全幕見られます


Matthew Bourne΄s Swan Lake, 1996 - Pyotr Ilyich Tchaikovsky - Adam Cooper, Scott Ambler (HD 1080p)

 

どんなあらすじなのか気になるあなたは、何度も貼っていますが、全幕版をどうぞ。自分なりのイメージで解釈するのも、セリフのないダンスやバレエの醍醐味のひとつですよね。 

2020年1月30日から、ニューヨークのNew York City Centerで、Matthew Bourne΄s Swan Lake上演されており、初日を見に行ってきました(ニューヨーク在住)。そちらについては、後日。